スタッフ
監督 アラン・テイラー
制作 デビッド・チェース
脚本 デビッド・チェース ローレンス・コナー
キャスト
ディッキー・モルティサンティ役 アレッサンドロ・二ボラ
通称ハリウッド・ディック役/モルティサンティ/サルバトーレ・サリー・モルティサンティ レイ・リオッタ
ハロルド・マクブレイヤー役 レスリー・オドム・Jr
ジョニー・ソプラノ役 ジョン・バーンサル
ジュニア・ソプラノ役 コリー・ストール
トニー・ソプラノ役 マイケル・ガンドルフィーニ
リヴィア・ソプラノ役 ベラ・ファーミガ
ハリウッド・ディックの愛人役 ミケラ・デ・ロッシ
あらすじ
1960年代ニュージャージー州ニューアークでは暴動や
マフィアの抗争が激化していた
後にマフィアのボスとなるトニー・ソプラノは
叔父のディッキー・モルティサンティに あこがれ尊敬していた
叔父のディッキー・モルティサンティは ある事件が原因で
父の後継となる
愛や葛藤 抗争 暴動の 中 ディッキー・モルティサンティは
迷走しながら 生きるが
歯車は どんどん と狂っていく
後にマフィアのボスとなるトニーが あこがれた ディッキー・モルティサンティの
激動の 人生を 描く
感想
全米で大ヒットしたマフィアドラマ ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア
そのドラマの前の誕生の物語を映画化したものである
はじめて この映画を 見た人にとっては
かなり 唐突に ストーリーが 展開していく
この映画自体が ドラマを 見た前提で
つくられているようであった
アメリカでは マフィアドラマで 大ヒットしているため
知っている人 前提で つくられている感じが
強かった
その証拠に 冒頭から 映画の語り部が
実際には 映画内で ほとんど 登場しない赤ちゃんで
ドラマ ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィアでは 登場する
人物であること
なので
ドラマを 見たであろう前提で 映画が つくられている
映画の進行展開も ヒューマンドラマのような進み具合で
いつ ストーリーが 加速していくのかと
遅い テンポで
進んでいく
配役の演技も 一昔前のロバートデニーロやアルパチーノなどのような
重厚感が あまり なかった感じで
演技が 軽い
凄みが 薄く どちらかといえば
チンピラ感が 出ていた
主演が アレッサンドロ・二ヴォラ
映画フェイス/オフで ニコラスケイジの弟役を演じ
ジュラシックパーク3でアラン・グロント役サム・ニールの助手で出演している
映画のコンセプトではバイオレンス・アクション満載と書かれているが
ほとんど アクションシーンはない
全体的な イメージは ヒューマンドラマの部類に 入る
どう考えてもアレッサンドロ・二ヴォラは マフィアのボスと いう設定が
厳しいように 感じた
ハンサムすぎて 軽い 感じがするのである
映画のストーリーもドラマ前提のつくりなので
はじめて この映画を 見た人に とっては
感情移入できないシーンも 多い
トニーの母親が 情緒不安定で あるシーン
や その間の シーンは ドラマを
見た人にとっては 興味深いシーン なのかも
しれないが はじめて 映画を
見た人にとっては ちんぷんかんぷんなシーン
で ヒューマンドラマ感が つよい
この映画に 集中して 入り込むには
まず ドラマを 見てからで ないと
厳しいのでは と 感じた
映画の宣伝を期待して 見ると 過剰に底上げ されているので
がっかり してしまう
なので マフィアのヒューマンドラマとして
見るか
ドラマ ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィアを
鑑賞してから この映画を 見るほうが
よい
だが しかし 驚きの事件 愛 裏切り 抗争 葛藤 ラストの驚くべき真相
一人の時代 そして 受け継がれていく ドラマへの
ストーリーとして 面白いのでは ないかと 思われる
注目するべきところは
ドラマ ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィアで
主役を演じたアンソニー・ソプラノ通称トニー役のジェームズ・ガンドルフィーニが
2013年6月に滞在していたローマで心臓発作のため急死しているのだが
実の息子マイケル・ガンドルフィーニ(1999年5月10日生まれ)が若き日のトニー役を映画版で
演じている
ジェームズ・ガンドルフィーニが1999年最初に結婚して生まれた子がマイケル・ガンドルフィーニで
2002年の12月に離婚して それから2年後 映画助手のローラ・ソモーザと婚約
しかし次の年に 婚約解消し 20008年に 元モデルのデボラ・リンと婚約。
ドラマ ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィアは ニュージャージー州を仕切っていたデカヴァルカンテ
ファミリーが モデルとされていて
トニーは ヴィンセント・ヴィニー・オーシャン・パレルモをモデルにしたとされている